Thursday, December 25, 2008

Real Christamas Day!!

I wish you a Merry, Merry Christmas and Joyful Holiday Season to you and yours. Stay Warm!!

From My Place (wearing X'mas Gift; PLAY Comme des Garçons X'mas SP)

Not to Death as Decoration,

But to Peaceful World (Vatican Tree)

Wednesday, December 24, 2008

Tuesday, December 23, 2008

Jan. 20, 2009への高揚感

2009年1月20日、アメリカ史上初めてのブラック・アメリカンの大統領就任演説が行われる。
Mr. Barack Obamaへのアメリカのみならず世界の期待感は、様々な方面から聞こえてくる。


その期待感を象徴するように、TIME Magazineの選ぶPerson of the Year 2008は、バラク・オバマ氏だった。
それに呼応するように、TIMEのサイトでは、オバマ氏の肖像画を様々な形で表現したアートワークが掲載されている。

印象に残った作品を以下で見ていこう。

● 1,216個のカップケーキで創造したモノ


● オバマ氏自身の記事が掲載された新聞や雑誌で作った肖像画


● レゴ・ブロックで創作されたオバマ次期大統領の笑顔


● Kedsの表面にもオバマ・アート。私はこのようなデザインが好き。


● 針金によって創造されたMr. Obama。ここまで来るとアート作品として、自宅のインテリアにしてみたい。


● アメリカ各州の州旗で作られたバラク・オバマ氏。“Yes, we can!!”が今にも聞こえてきそう。

Monday, December 22, 2008

40歳を迎えたDigital Device

現在我々のデジタル・ライフから切り離せないモノが、今年12月で40歳を迎えた。
そのモノとは、PCを快適に操作するマウスである。
1968年12月9日に、スタンフォード・リサーチ・インスティチュートのエンジニア、ダグラス・エンゲルバート氏が作った世界で最初のマウスが公開された。


この写真が世界最初のマウスである。
Wiredの記事によると、
“Engelbart's first mouse was carved out of a block of wood and had just one button, just like Apple's. Underneath were two wheels connected to potentiometers: One recorded the mouse's movement along the x axis, the other one tracked the y axis.”
つまり、木片をくり抜き、ボタンがひとつ(上部の赤い部分)、下には縦軸と横軸の対応する二つのローラーがついていて移動量がわかる仕組みのようである。

この技術は殆ど今のマウスにも踏襲されていることを考えると、エンゲルバートの発想力、イノベーション力は凄いと改めて感心させられる。

このマウス誕生記念に連動するかのように、ロジテック社が自社製マウスの歴史を図式化したり、


とあるクリエーターが、Apple社のマウスの推移をマッピングしたりしている。


これらをトータルで見ると、マウスのデザインはどんどん丸みを帯び、人間工学に基づいた、形へと変化していっていることが理解できる。マウスのデザイン変化を見ていると、車であったり、家電製品などのデザイン変化とシンクロしているのが興味深い。

ちなみに、私が現在自宅で使用しているマウスは、


こんな感じです。
これは、デザイン集団:groovisionsコクヨがコラボして創造したモノ。
デザインがCuteで、私の手によく馴染むので、結構長く愛用している。

Sunday, December 21, 2008

Creative Presentationの現在

元アップルコンピュータのMr. Guy Kawasaki達が審査員をつとめるワールドベスト⋅プレゼンテーション⋅コンテストというのがある。これは、世界中の多様なカテゴリーから集められてくる、世界で最もCoolで、Hipで、Creativeなプレゼンテーションをチョイスする場である。

今年も、世界のベスト・プレゼンテーションが発表された。
昨年のベストプレゼンテーション「Shift Happens」は素晴らしかったが、今年もなかなかの力作揃い。

Shift Happens
Shift Happens
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2008年のコンテストで印象深かったのは、コンテスト全体第2位の「Foot Notes」、Business部門で第1位の「Storytelling 101」、そしてOffbeat/Creative部門第1位の「Creativity」だった。
これらのプレゼンテーションは、ミニマルで、シンプルな中に、クリエイティブな発想が散りばめられている。特に全体で第2位だった「Foot Notes」は、足元だけでの世界旅行記という実に面白いアイデアが私の完成に直撃した。私もこのような美しい、アイデア満載のプレゼンテーション資料を2009年も創造したい。

Foot Notes
Foot Notes
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Storytelling 101
Storytelling 101
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Creativity
Creativity
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Saturday, December 20, 2008

ミクロ視点としてのCreative

昨日は2009年のキー・コンセプトに関して、このblogで述べた。
2009年のキー・コンセプトは「Architecture」とした訳だが、それに連なるサブ・コンセプトに関しても実は議論していた。

「Architecture」は社会デザインをするなどマクロ的視線であるが、マクロ的思考を成立させるためにはミクロ的な視線も大事になってくる。では、新たなモノを構築していくことのエッセンスとなってくるのは何か?
やはり、それはここ数年様々な場で話題となっている「CreativeまたはCreativity」ではないだろうか。

今年5月に世界的建築家・隈研吾氏の講演を拝聴し、よりCreativeという言葉の重要性を実感した。
講演タイトルは、「負ける建築の思想と実践」。「受動性=負け」と定義付けた隈氏の建築理論を、建築フィールドにいない我々に対しても、彼自身のケーススタディ(現在進行形の建築物など)を元に、噛み砕いてレクチャーしてくれた。隈研吾という一人の建築家が、プロジェクトの大小に関わらず、予算、建築条件をまずは受け入れて、街並みや歴史に敬意を払いながら、その土地や人々との対話をして、思考を巡らせる。これこそ、負ける建築のエッセンス。

また、彼はNYにあるRockefeller Centerに代表される20世紀型商業主義的ポストモダン建築=マッチョ思想ではなく、現在のように文明が成熟した時代には時の移り変わりに対する繊細な感受性を重視する建築こそ21世紀型だと主張する。Super Parts=超部分を大切にした建築物を、彼は関西エリアで今年も新たに構築した。
それが朝日放送新社屋である。この建造物は隈氏の説明によると、過去の作品の集大成=負ける建築の実践となっているようだ。この建造物は、アジア的穴(西欧的オブジェと対比される)の思想、縁側的なるモノ、そして自然素材をふんだんに散りばめた構造物として、今後大阪の21世紀型建築の代表的存在となるであろう。


彼の思考のエッセンスを聴いたり、読んだりしていて、Creativity=創造性というモノは、経験に基づいて何かを生み出そうとする力が働くため、過去を超えようとする意志の産物であることが理解できる。


その産物を創り出すには、
1)まずは新鮮なナマの情報をキャッチすること → そのためには、目の前の現実を自らの五感で感じ取り、咀嚼することが、Creativityの原点になるであろう。この原点を経て、未知なるモノに遭遇した時の驚きを、いかに表現するかに真価が問われるのだ
2)次に、対話を重視すること → 自分の発想を形にし、それを他者と共有する才能=Communication能力を磨くこと。たとえ他者から否定されようと、粘り強く対話を重ね、相手の本音を引き出す。
これらのプロセスが必要となる。

昨日も述べた建築的思考に、この創造的プロセスを加味することで、2009年のコンセプトは完成を見る。

Friday, December 19, 2008

2009年のKeywordは

このフレーズがぴったりくるんじゃないかと思う。

それは、「Architecture」。
このキー・コンセプトを導き出すのに、昨日のCTM(Creative Thinking Meeting)における議論で最も時間を割いた。
建築、社会設計(デザイン)、そしてコンピュータ・システムの3つの意味を併せ持つ言葉「Architecture」。これは現代社会で、多様なニーズに答え、人間を無意識のうちに管理する工学的で匿名的な権力の総称になりつつある。

私が今回の議論で、このフレーズを提示した背景として、現時点での世界経済、ビジネス環境の大転換の潮流の中で、既存システムをポジティブなモノへと変換していくべきコンセプトが必要なんじゃないかと考えた。今回のコンセプトを考えるにあたって、随分前に読んだクリストファー・アレグザンダーの「A City is not a Tree」と、ジェーン・ジェイコブズの「都市の経済学」からの概念をベースとした。特に、アレグザンダーの考えとして、自然都市(長い年月の間に生成した都市)はセミ・ラティス構造によって組織されているのに対して、人工都市(建築家やデザイナーによって慎重に計画された都市)は階層的に構成されるツリー構造によって組織されていると表現した。ツリー構造=欲望型資本システムがここ数年、厳密に守られてきたからこそ、今回の世界的破綻を招いてしまったのかもしれない。もちろん、全てのシステムをセミ・ラティス構造へと転換していくことは困難だろうが、今こそこの建築的思考を大事に考えていきたい。

このコンセプトや建築的思考については、柄谷行人の「隠喩としての建築」に詳しいので、そちらを参考にしてもらいたい。


いずれにしても、現在の欲望型高度資本主義は終焉を迎えようとしている。このシステムが瓦解の極点にまで達しているのであれば、待つのではなく対抗策および今回我々が導き出した建築的思考による発想の転換こそ必要なのでは。

Thursday, December 18, 2008

No-Title

本日は、定期的に開催しているCTM(Creative Thinking Meetingの略;我々が勝手に名付けた)を実施した。これは、2年前ぐらいから情報交換を主体とした、ブランド戦略コンサル時代の同僚、某アパレル関連の方、某投資ファンド関連の方、そして私を含めた4人の集まりである。

今回は折からの世界同時不況真っ直中ではあるが、余りマイナス・イメージの議論はせず、今後5年間の中長期的ビジョン、来年に向けての短期的ビジョンについてポジティブな視点で意見交換をする感じで会は始まった。

その中で議論されたのが、

1) ブランディングの視点で捉えた、企業(ブランド)Logoの現在・未来
2) Independent Contractorという働き方の未来(フリーエージェント社会の本格到来)
3) 来年のマーケティング、消費トレンドのキーワード
4) PixarIDEOの優位性:デザイン・シンキングと創造力のプラットフォームの持つ優位性

この4つのポイント。

なかなか、エキサイティングな議論だったが、今日は話し疲れてしまったので、その内容などに関しては明日以降のblogで。

そうそう、会の出席者の1人がYouTubeで懐かしいCMを見つけたというので、早速自宅へ戻って再生。
オォッ、Andy Warholが日本語を話している。

Andy Warhol Japanese TDK Ad

Wednesday, December 17, 2008

One of Thinking Tool in 2009

私はこのblogのメインテーマ、"Think-Write(書くように考える、書いて考える)"通り、物事を思考する時には必ずノートや紙に書く。私は書くこと=思考することと考えているので、blog作成であれ、ビジネスにおける提案書構築であれ、まずは自分に一番馴染んでいるノートにキーワードやフレーズ、時には図をどんどん書き込んで行く。

だから、ノート選択には余念がない。私が頭で思い付いたことを、即座にペンで書いていけるスピード感が大事。そのためには、私のIdeaが紙に自然に馴染んでいくという感覚を具現化する紙質や形態などが重要になってくる。

今まで、多様なノートを試してきたが、なかなか「コレッ」ってモノが見つからなかった。
そんな中、本日私の理想とする形に近いノートを発見、即購入してしまった。


文字、紙、本を素材やテーマにした作品を制作しているアーティスト・立花文穂によるノートがそれである。

写真1、3、4を購入したが、特にお気に入りは写真3のプロ.ノート。これは、表紙のクロスが意図的に切りっ放しになっており、使用していく内にほつれ、汚れてくるが、やがてそれが自分らしい味となって現れる仕掛け。A5サイズ(縦)とコンパクトながら、ページ数は320ページと豊富なボリュームなので、どんどん書き込み、そこから新たなモノが生産されていく。中身は、譜面を書く職人が1本いっぽん鳥口で引いた3mm方眼は、線が僅かに揺らいでおり、独特の風合いを醸成する。ブルーカラーのモノをチョイス。
残り2種類のノートもA4とA5(横)と、その場所、時間によって用途を使い分けることができ、重宝しそう。

2009年も複眼的に物事を捉え、切り取り、具体的な戦略、戦術、テクストへと自身の思考を落とし込んでいきたい。そのためにも、これらプロ.ノート群をフル活用(=書いて、書いて、書きまくり)し、クリエイティブ思考を養っていきたいと思う2008年12月17日である。

Tuesday, December 16, 2008

Must Read in 2008

ここに来て、自分には教養がある、または教養を付けたいと思っている人が今年中に「読まねばならない」本が登場した。それは、水村美苗が著した「日本語が亡びるとき」。


今年も様々な本や書き手が登場し、私自身も多彩な読書を重ねたが、「日本語が亡びるとき」はそれまでの読書とは違った感覚に囚われた。
彼女の過去の著作:「續明暗」(夏目漱石の続編を創造する試み)や「私小説 from left to right」(英語と日本語を融合させた横書きの小説)などの実験的な小説には、その時々で新鮮な感動を覚えてきた。
今回は批評と物語が融合した形で展開していく作品と表現したらいいのだろうか。この書には大切な事柄が多く含まれている。我々が学校で習う「国語」が、現在の「当用漢字仮名まじり」&「現代仮名遣い」となった歴史的経緯についての記述もその1つ。他にも翻訳文学における英語と日本語の関係性、日本語の脆弱さ、日本語と国家の関連、言語教育なども述べられていて、実に知的好奇心を擽られます。

「日本語が亡びるとき」のロジック理解をより深めたい方には、次の2冊がお薦めです。
まずは、今回の作品でも引用が多い、ナショナリズムの古典として名高い「想像の共同体」。これは、ベネディクト・アンダーソンが、国民国家を自身の長期の世界史的視野で論じた著作だが、特に国家を機構=機械、言い換えれば自然なモノではないという述べた。国家はそれ自体存在論的意味を持たず、そこに国民というエッセンスが付加されることで意味を与える。この書は、一言では表現し難い多くの示唆に富んでいる。


次に、私が現在最もリスペクトしている柄谷行人の著した「近代文学の終わり」。水村自身20代の頃、イェール大学で教えていた柄谷に直接指導を受けている。柄谷はこの書の中で、文学のみならず、建築であれ、美術であれ、内面の表現などというものがほとんど姿を消し去り、単に表面的なイメージだけがグローバル市場で消費されていることに危機感を覚えている。文学だけを眺めてみると、そこには翻訳(日本語をいかに英語化するか)の課題や弊害が横たわる。アクチュアリティを失わない変幻自在な発想力をもつ柄谷でさえ、言語に対する思考への障壁の高さを感じさせた。


水村は「日本語が亡びるとき」の中で、私が共感する一節がある。「いくらグローバルな<文化商品>が存在しようと、真にグローバルな文学など存在しえない。グローバルな<文化商品>とは、ほんとうの意味で言葉を必要としないもの ー ほんとうの意味で翻訳を必要としないもの」しかありえないというフレーズ。でもそれは、言葉がグローバルなものと無縁でしかありえないことを暗に示唆している。

私は2008年の最後に、日本語で書くという行為は、グローバル化された英語でのコミュニケーションでは到底体験しがたい言葉の真の運動性が、読む者を甘美に武装解除しているのだ、ということを考えさせられた。

Monday, December 15, 2008

2008 Word & 2009 Plan

私が3日前のblogで、今年の漢字は「崩」じゃないかと予想したが、これは見事に外れて、「変」であった。
政治・経済・経営・社会など、社会科学的視線では妙にリアリスティックな考え方をする私としては「崩」の方が妥当だと感じるのだが。皆さんならどんな漢字を思い描きますか?


いずれにしても、ここ数年「命」(自殺者が増加)や「偽」(食品偽装増加)などの漢字が選ばれていたことを考えれば、今年は少し私の感覚としては明日への希望を込めた「変」なのかと捉えた。2008年で一番インパクトのあったフレーズが、バラク・オバマ次期アメリカ大統領の"Change"。そして、彼が次期大統領に選ばれる前から明確になった世界的金融大変動。その辺りから見えてくる言葉は、「変」だけだったのかもしれない。2009年はもう少し、PositiveでAggressiveな漢字が選択されることを期待。

さて、来年の予定をここで少し。

来年の初旬には、私の観たい展覧会が結構関西で目白押し。自身の備忘録として、ここに記しておこう。


まずは、1月下旬から神戸で開催される「白洲次郎白洲正子展」(大丸ミュージアムKOBE於)。第二次世界大戦前後を軽やかに疾走し、戦後は「美」と「義」に生きたこの華やかな夫婦のスタイルを、大変動の今こそその息吹に触れてみたい。

お次は、関西出身の世界的建築家・安藤忠雄の建築展が来年2月に開催(TOTOテクニカルセンター大阪於)。安藤忠雄の30代の代表作「住吉の長屋」&「光の教会」の縮尺1/10サイズのコンクリート模型を展示するほか、現在進行中の「プンタ・デラ・ドガーナ再生計画」&「モンテレイ大学 RGSセンター」などの海外最新作までを網羅するようだ。安藤忠雄という建築アイコンのクリエイティブ思考に触れる絶好のチャンス。

次の2つはまだ開催日程が未定なんだけど、ぜひ足を運びたい展覧会。
1つは、「20世紀のはじまり ピカソクレーの生きた時代」(兵庫県立美術館於)。もう1つは、私がその作品力に常々リスペクトしている杉本博司「歴史の歴史」展(大阪国立国際美術館於)。


この杉本博司の作品に初めてNYで触れてからのファンなのだが、彼の作品の深みは言うまでもなく、彼の記述するテクストにも私は大変共感を覚える。

さぁ!!2009年も面白いコトやモノを見尽くそう。

Sunday, December 14, 2008

100歳の思索とサンタクロース

「世界は人間なしに始まったし、人間なしに終わるだろう」とその著書・「悲しき熱帯」でのクロード・レヴィ=ストロースの言葉である。
レヴィ=ストロースは、今年11月で100歳を迎えたが、まだまだ旺盛な思索は衰えを見せていないようだ。


本日私は久しぶりに彼の著書を読み返した。この時期にマッチした、「サンタクロースの秘密」。
彼は自身の文化人類学的フィールドワークによって著してきた数々の著書の中で、一貫して混沌とする西洋中心主義、オリエンタリズムへの痛烈な批判を繰り広げてきた。
この「サンタクロースの秘密」でも、クリスマスの宗教的儀礼が、アメリカの第二次大戦後における影響と威光による商業主義的な催しへと変化させられたことにシニカルな視線を投げかけている。

構造主義という20世紀を代表する思想体系の創始者たる"Living Legend"(=生ける伝説)として、レヴィ=ストロースは存在そのものが「神話」になりつつある。そんな彼が、現在の混迷極めるグローバル市場に対して、その碩学の世界視線にはどう映し出されているのか。そんなことを考えてしまった今日1日であった。

Saturday, December 13, 2008

“ ”が切り取るクリエイティブ

“ ”(クォテーションマーク)は、文献から引用したり、会話文を入れたりするのに使われる。
このQuotationそのものをタイトルとしたクリエイティブ系ジャーナル誌が登場。


他者と会話してたり、文章を読んでいると、その瞬間の言葉や、文章や、気持ちを切り取って、Quotationマークに取り込んでいくって感覚が小気味よい。
扱ってるカテゴリーは、クリエイティブに関するアート、フォト、アニメ、ファッション、映画などのキーワードをトータルに評論され、編集された雑誌って少ない感じがする。
読み手側に、クリエイティブ視点で多様な事象を明快に分析し、テキスト化して伝えていくのは困難な作業だろうけど、やはり言葉やテキストでクリエイティブを語っていくのも大事だから。
多くの雑誌が休刊に追い込まれているけど、来年もこんなスタイルのメディアが少しでも誕生することを望んでいる。
この雑誌、初版は完売とか。

Friday, December 12, 2008

極私的キーパソン

この季節、書店を巡ると、各種雑誌が今年の10大ニュース、来年のトレンド分析などの2008年回顧特集が目に付く。
どれも私の心に訴えかけるモノがないのが常なのだが、今回は少し面白そうなのがあったので購入。

1年前に休刊したダカーポがリノベーションして発刊した雑誌、「ダカーポ editus」の2008→2009という特集号だ。editusとはラテン語の「編集」の意味らしい。
この雑誌に私が引き寄せられたのは、全てをランキング形式にし、2008年の多様なジャンルを私が今年その発言に興味を持ったクリエイター達が分析している所。今年の人・モノ・ブーム・事件を、凄く的確に「編集」しているのに好感を持てた。


この特集を見て、私自身の2008年回顧として、パッと頭に浮かぶものを記号化してみると、

世界恐慌のリアリティ/アメリカの凋落/YouTube/バラク・オバマ時代へ/マイノリティの攻勢/リーマン・ショック/日本政治の脆弱性/秋葉原通り魔/1995年からの警鐘/iPhone/レーザー・レーサー/ブルーレイ方式/Google携帯「アンドロイド」/Chrome/H&M上陸/Yves Saint-Laurentの死/川久保玲(Comme des Garçons)の快進撃/阪急百貨店メンズ館/ファストファッション/アイスランド危機/日経平均7,000円割れ/投資銀行形態消滅/宮崎駿の子供向け回帰(ポニョ)/ダミアン・ハーストのアート力/Art Bubble/シンボリズム建築/モバイルアート/NIKEなどスポーツブランド隆盛/反動・回帰のコミュニケーション(篤姫、25年後の磯野家など)/UNIQLOCK/iPS細胞/Nobel Prizeと4人の日本人/ネットライフ生命保険/阪神タイガースの憂鬱/Creative Classの可視化/

こんな感じになります。

こういう風に表象的に今年を眺めてみると、何となくアーキテクチャの崩壊が各所で進行しているイメージでしょうか。今このブログを書いてる時点で、まだ今年の一字は発表されていないので、私の予想としては「崩」にしておきましょう。

話が逸れましたが、ダカーポeditusの2008年振り返り特集では、私が注目するクリエイター達が分析していることに好感を持ったと最初に言いました。1年を回顧する特集では、だいたい御大的評論家が在り来たりの分析しかせず、実に退屈なものが多く散見されていました。Creativeな視点を入れるだけで、これだけ面白いものに化学変化するのかと実感した次第です。

では、その極私的キーパソンとは誰か。中村拓志、藤原ヒロシ、片山正通などのCreative思考を実践している人々。彼らの視線は、マクロからミクロ、ハイからサブ、という感じで、小さな物でも面白いことは見落とさないという精神に共感を覚えます。特に、新進気鋭の建築家・中村拓志の著作「恋する建築」は、私の中では今年の1冊として挙げれるくらいの読了感があったことを今でも想い出します。


今年は私にとっても多様な転換点があった年でしたが、首尾一貫Creativeな視点で物事を捉えようと心掛けていたことには違いありません。私が思い描く未来と、極私的キーパーソンが描く未来がどこかでリンケージすることを願いつつ。

Thursday, December 11, 2008

見えざる大陸の勢力分布

ネット上の情報ソースには時として、「オォッ」と驚かされるものがある。
今回ご紹介するマッピングも、その1つ。

Internetが誕生して以来、我々はリアルとバーチャルと言う2つの世界を持つようになってしまった。
技術革新による飛躍的な進歩により、バーチャル上でリアル世界と同じように、モノやサービスの売買、他者とのコミュニケーション、多様な形態での情報発信などが可能となった。
この仮想現実世界は見えざる大陸として、現在無限に拡大するネット文化圏を構築しつつある。

今回ネット上で見つけた文化圏マッピングは、主に日本的文化圏としてのネット勢力分布図と理解できる。
そのマッピングは、数多くの他者の意見を取り入れつつ構築(まさに、オープンソース)されているため、今もなお修正され、再構築され続けている。


このマッピングを見ていただいて、何か気づいたことはありませんか?
mixiと2chの間に、我々が記述しているblog文化圏が存在していることに着目するのではなく、私が面白いと感じたのは、そのマッピングのための縦軸と横軸の考え方。
私のように、長年企業戦略やブランド戦略の場でワークしてきた者からすると、縦軸「庶民派 vs. マニアック」&横軸「仲良し vs. 殺伐」などという発想は頭になかなか浮かんでこない。実に興味深い、軸の取り方である。

このマッピングを見ていると、改めてネットの広がりを体感できますね。私自身も知らないサービスがありましたし。今後もストレッチしていくと予想されるネット文化圏でしょうが、我々は消費者として、発信者として、作り手として、複眼的思考でこの見えざる大陸を捉えていく必要があるでしょう。

Wednesday, December 10, 2008

Sannomiya to Motomachi: 光と色の饗宴

神戸は未だかつてないほどの光と色で埋め尽くされている。
その光と色の饗宴は、世界の金融狂乱によるシステム崩壊をも、未知の彼方へ放り投げてくれそうな幻想さえ抱かせる。

まずはJR三ノ宮駅周辺

そして、元町へと移動し、神戸大丸の中を覗くと、赤い誘惑が我々を出迎える。

神戸大丸から再度三ノ宮方面を目指すと、そこにはルミナリエの鎮魂と希望の光の回廊が我々を飲み込んでいく。


ブティックの壁面に映し出されたルミナリエの光もまた幻想的






Tuesday, December 09, 2008

Journalist向けGrammer Test

BBCが自社の記者などに対してGrammer(英文法)のテストを試みた。
なぜ言葉のプロフェッショナルであるジャーナリストに、それもネイティブスピーカーに対してGrammerのテストをするのか?そういう疑問を持つ人もいるかもしれない。
BBCのネイティブの記者が書いた記事に関する苦情のうち、Grammerに関するものがよくあるらしい。そこで、今回のテストという運びとなったようだ。PresenterとCorrespondentの会話に計20個の文法の誤りを見つけ出せというもの。ちなみに、BBC Journalist達のの正解率は60%から95%とばらつきが見られたようだ。私もトライしたが、結構難解な部分もある。
いかに今回の課題を掲載しておきますので、興味のある方は是非チャレンジしてみてください。
さて、あなたは何個間違いを見つけ出せるかな?

<テスト問題>
Presenter: The Transport Secretary, Ruth Kelly, said she is leaving her job - the second ministerial resignation in just over a week. Ms Kelly says it's a hard decision but her family are growing up and she wants to spend more time with her children. We'll be joined by her momentarily but first, our political correspondent, Nick Robinson, is here. Nick, is there more to this than meets the eye?

Correspondent: Ruth Kelly asked to leave the cabinet several months ago - so in a way, there's no surprises here. But what is odd is the way the news has been broken: in the early morning, before her conference speech. Between you and I, it looks like No 10 were trying to mitigate against a dramatic departure - in affect, putting out a spoiler.

Presenter: It had been rumoured that Ruth Kelly might be the leader of a mass resignation or at least, partner with one other minister - is that no longer a possibility?

Correspondent: You're right - one minister in particular, inferred to me that he would be off but has since changed his mind. While he'd be loath to admit it, the current financial crisis has effectively done the PM a favour. None of his other ministers are planning to try and move against his or her leader at such a crucial time and so no, I don't think he'll have to face up to a revolt. Meanwhile, he has one less opponent in the cabinet, so Mr Brown's position may even be stronger as a result of this, particularly if his speech receives fulsome praise.

Presenter: Is the subject of the leadership likely to receive less attention, then?

Correspondent: Well, I wouldn't go that far. Ministers sung from the same hymn sheet in public but behind the scenes at conference, it was a different story. There certainly are people who say Mr Brown's not the right man to lead Labour into the next general election - an assertion that No 10 refutes, of course. The public might be bored of speculation but the question of Gordon Brown's leadership is not likely to go away, given the enormity of the subject, no matter how many people are disinterested in it.

Monday, December 08, 2008

黒の誘惑

このBlogでも取り上げたことのある、COMME des GARÇONSがまた新たな挑戦を使用としている。
今年は、LOUIS VUITTONやH&Mと組んで、新たなクリエイションの地平を切り開いた。
そして来年1月からは、"Black COMME des GARÇONS"という新たな期間限定ショップを構築し、消費者と市場に今までとは違うShop形態とクリエイティブを伝えていく。


COMME des GARÇONSの創造者・川久保玲はかつて、「未来へのかたち。未来と根源の調和。相反するものから生まれる力、創造。完成されていない荒削りなもののみが放つ強さ」ということを市場に訴えかけた。
今回の試みも、「黒」というカラーへの拘りと、その魅力をいかに伝えていくかに成功の鍵はあるだろう。しかし、必ずや「少年のような」気持ちを持ったクリエイター達は、未完の荒削りの思考で、世界的景気衰退の市場に風穴を開けてくれることであろう。

Sunday, December 07, 2008

この季節に必要なモノもCreativeに

Greeting Seasonの必需品、パッキング用の荷造りテープ!!
皆さんはパッキングテープにはどんなものを使っていますか?
ガムテープ?それでは、楽しみがないですよねぇ。
プレゼントを贈る側は、受け取り側のことを考えて荷造り用テープにも遊び心で楽しんでもらおうって考えたりしません?
私が使ってるのは、groovisionsのデザインしたパッキング・テープ。


オレンジ・カラーに、groovisionsオリジナルなキャラクターが描かれていて、こういうので包まれて来た荷物は面白いと思って、ここ数年使っている。

これ以外でも、ReubenMillerのサイトでは、ユニークで、クリエイティブな荷造りテープが多く紹介されてるんで、皆さんも今年のパッキングは工夫を凝らしてみてはいかが。

Saturday, December 06, 2008

No-Title

本日のBlogは、このBlog始まって以来の短さ。
本日購入した、美しいZIPPOを写真でご紹介。
ZIPPOと藤原ヒロシ率いるfragment designが創造したWhite ColorのZIPPO。
最近、私は「白」という色に改めて魅了されている。

Friday, December 05, 2008

記憶をデザインするX'mas

「良いデザインというものは、まず最初は驚きの感覚、しかしすぐに全てが理解でき、再発見の喜びが続く。良いデザインとは、古くてもう忘れていた記憶や、なんねんもあっていなかった古い友人に突然またであったような瞬間と似たものなのだ」
こう語ったのは、イタリアの調理器具・ギフトグッズのメーカー、Alessi社のCEOだった。私はクリエイティブやデザインについて考えるとき、よくこのフレーズを思い出す。

経験の記憶をデザインし続けるこの企業は、その独自のデザイン手法を実践するかのように、毎年Greeting Seasonになると自社サイトをリニューアルする。まるで、Alessiの顧客達の潜在意識の表象を掬うかのように。
今回は、"Extra Ordinary Christmas"=「ちょっぴり意外な、予想外なクリスマス」。


2008年のAlessiのクリスマス・サイトは、アドヴェントカレンダー方式をとっている。
しかし、そこはAlessi。記憶の窓を1つずつ開けていく楽しみを加味させ、次の窓には何が隠れているかを、消費者側に期待させる。特に、Eveにどんなものが隠れているのかは、私も楽しみである。

ちなみに本日はこれ


記憶と経験。そこには、美学的言語を使って、既に埋没したり、失われたものを結び付け、表現していくことが求め続けられているのかもしれない。

Thursday, December 04, 2008

YouTube:21世紀に見る80年代の思考の断片

最新のBRUTUSがYouTubeの大特集をしている。


日常の中で、私はよくYouTubeで1980年代中期:阪神タイガースが日本一になり、バブル最盛期、そして若者たちの神々が話題を呼んだ時代の懐かしい映像をよく眺めている。
先日他界した筑紫哲也が編集長を務めた朝日Journal誌上で特集した「若者たちの神々」。私は高校生時代から大学学部生初期にかけて、大変注目してその特集を追いかけていた。そこに、早熟の天才と当時喧伝された「浅田彰」が登場した。彼のLogicalであり、ウイットに富んだプレゼン能力、難解な哲学的・思想的言説の巧みな編集能力に、当時の私は衝撃を受け、大変魅力を感じた。今も尚、彼の思考・関心事・言説に私は注目し続けていることを記しておこう。

記憶は不確かなのだが、1986年に金曜深夜枠で6時間連続放送された、早熟の天才が永遠と6時間語り続ける「TV・EV・BROADCAST」をYouTubeで発見した。今見ても、浅田の思考への切り口は鋭く感じ、Coolでさえある。このように、80年代のTVの深夜枠は面白い、実験的試みの番組が多くあった。

それにしても、21世紀になって80年代熱中した自身の思考の断片に出会えるなんて、YouTubeは興味深いメディアである。

では、思考機械・浅田彰が、数学、サイエンス、現代思想、哲学、物理、ハイ&サブカルチャーなど多岐に渡る事象をCritiqueし尽くすその番組をご覧あれ。

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