Monday, July 13, 2009

My 100 Standards(8/100):Seiko World Watch

8つ目のモノに対するストーリーは、父親の形見の腕時計である。
昨年7月に他界した私の父は、今回ご紹介する「Seiko World Watch」をビジネスシーンでいつもはめていた。
父親はビジネスの世界で結構高い地位にまで上り詰め、グローバルに世界を飛び回り、リーダーシップのある人間だった。そして、いつもゴールドとシルバーが絶妙に融和した、その粋な時計が腕にはあった。



私は父がその腕時計をはめて、海外出張に行く父の姿を見送りながら、幼心に私も海外への夢を持った。そして、アメリカの大学院へ留学を果たし、その後父親が引退した時この時計は私の手に渡った。
それ以降、私のターニングポイントとなる瞬間:大学院の卒業式、大事なプレゼンなどには、この腕時計をはめている。幸運を呼ぶ時計という訳ではないが、いつも私にとっての大事なシーンにこの時計が共にある。

一昨日の7月11日、丁度この日は1年前父親が亡くなった日なのだが、無事一周忌を終えた。
その日も、私の腕にその時計がはめられていたことは言うまでもない。

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