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Sunday, February 01, 2009

球春来る!!

いよいよ、阪神タイガースの沖縄キャンプが始まった。
11年前から、スカイ・A sports+では阪神のキャンプを毎日ライブで放送してくれる。


本日・2月1日は、プロ野球ファンにとっては特別な日である。
阪神タイガースの大ファンである私も例外ではなく、朝からテレビ画面に釘付けであった。
昨年の忌まわしい記憶から解放される日であり、その記憶を払拭するための第一歩となる日である。

阪神のキャンプ中継を見ながら、私は今年のタイガースの課題点を考えていた。
大きな課題は3つ、現状では存在する。

課題1)矢野捕手の後を継ぐ、正捕手を今年中に確立できるか?
これは阪神にとって、緊急の課題である。今年で矢野は41歳。本来なら、既に若手の中から、ポスト矢野が現れていないとイケナイ状況。なのに、後継者たる若手が育成されていない。これは、常勝・阪神を永続的に維持するためには必須条件である。野球にとってのキャッチャーは戦略の要なのだから。

課題2)ショートを守る鳥谷選手の一層の奮起。彼は、今後阪神の若手リーダーとして、阪神のリーダーとして、もっと闘争心を出してチームを引っ張っていかねばならない。今までは、その内に秘めた感情で、余りリーダーシップを発揮していたとは言えない。今年からは、新生真弓阪神のクリーンナップを担うとも予想される。そんな彼の潜在能力の本格開花なくして、阪神の日本一はありえないだろう。

課題3)いかに機動力を活性化できるか?赤星選手が阪神に入団してから、タイガースの機動力を活かす戦術が以前よりは使えるようになった。しかし、これも赤星頼りで、他の選手に走る、一歩先のベースを狙うという、考え方がイマイチ浸透していないように感じる。もっと、機動力に対する意識を高め、エキスパートがもっと出現して欲しい。

このようにキャンプ中継を見ながら、阪神の今年の課題を考えていると、2年前に訪れた沖縄での阪神キャンプを観戦した時のワクワクした日が蘇ってきた。
その当時の写真を幾つか。

阪神宜野座キャンプ地の玄関前に置かれたタイガースカラーのビートル


ビートルの中にはトラッキー


矢野捕手


今年も勝利への絶対的クローザーたれ、藤川!!


今年こそ阪神の真のリーダーに成長せよ、鳥谷!!


そして、今年も阪神の精神的支柱、金本兄貴

Thursday, September 06, 2007

"Visionary"2007前半:タイガースの勝利は、あのBGMと共に

再起動などと言っておきながら、またまた更新が遅れてしまった。。。

前回の更新でもお知らせしたましたように、今年前半に私のアンテナに引っかかってきた事象を"Visionary"シリーズとしてお届けしてみたい。
栄えあるシリーズ1回目は、やはり今年も後半に追い込みをかける「阪神タイガース」についてである。
昨年9月29日付のブログでも、タイガースについて熱く語らせてもらった。今回はある一人の投手と音楽の相関関係について、軽く語ってみたい。

昨夜の横浜戦で、我らがタイガースが4月12日以来のセリーグ第2位に躍進!!!
今晩の横浜戦にも勝って、7連勝、そしてクライマックスシリーズへのマジック点灯へ。

それにしても、ここ数年の阪神タイガースの勝負に対するこだわりは、我々ファンの心に響くものがありますね。阪神の強み=競争優位性はどこにあるのかと考えたとき、それはやはり投手陣、特に「JFK」と呼ばれる3投手の頑張りによるものではないか。その中でも、今の打撃優位と言われるベースボールの世界で、ストレートに独自の強みを持って向かっていく「藤川球児」のスタイルに私はいつも熱いものが込み上てくるのを感じるのだ。




皆さんは知っているだろうか、藤川投手がマウンドにクローザーとして登っていくとき、甲子園球場にファンの声援とポリフォニックにこだまするBGMを、"every little thing every precious thing"



LINDBERGが歌うこの楽曲を今夜も聞けますように(笑)

Friday, September 29, 2006

緊急更新!! 阪神タイガース、その可能性の中心



本日緊急に更新しま~~す。書かずにはいられませんでした。
我が愛すべき、阪神タイガースの過去・現在・未来。

私は何を隠そう、大の阪神タイガース・ファンである。
私がこの世に生を受けてから、私自身の目で優勝を体感したのは、たった3回:1985年、2003年、そして2005年。これを見てもお分かりのように、その他のシーズンは殆どが、悲惨な結果に終わっていた。しかし、しかしである、現在のタイガースは昨日までのゲームを見ていても明らかなように、勝利への執拗なまでの執念が持てる球団に変化している。私達阪神ファンが、長年想い描いていた状況が、眼前で展開されているのだから。

あの藤川球児投手の涙から、破竹の勢いで勝ち進んでいる。そして、いよいよ、本日から中日ドラゴンズとのラストバトルが行われ、今季の命運が決まる。私は今シーズンに限っては、マスコミ報道のような「ミラクル逆転優勝」などは期待していない。私の気持ちを高ぶらせているのは、タイガースの勝利へのコダワリ、そして何よりも、来季への素晴らしい流れができつつあることへの期待感である。

先にも述べたように、私は長年阪神タイガースを愛している。初めてタイガースの試合を甲子園球場で観戦したのは、小学校1年生(だったと記憶している)。父親に連れられて、甲子園球場の門をくぐった。球場内の階段を上り、視界が急に開け、カクテルライトに照らし出されたフィールドの美しさを今でも脳裏に焼きついている。その頃のタイガースは、宿敵・読売ジャイアンツV9時代の中で、毎年2位か3位に甘んじていた。私が観戦したこの初甲子園のゲームでも、あの長嶋茂雄や王貞治が活き活きとプレーしていた。それに対抗する形で、我が阪神には天性のホームラン・アーティスト、田淵幸一や、日本球界屈指の左腕・江夏豊がいた。私は田淵の大ファンで、今でも自宅にはサイン会で直接田淵からサインしてもらった色紙を大事に取ってある。そのサインの横に、後に私が田淵の次に憧れた選手・掛布雅之のサインがあったことを明記しておこう。

甲子園球場の応援も今のように鳴り物はなく、現在のメジャーリーグのような応援形式で、実に野球好きにはたまらない環境であった。現在のような一種エンターテインメントな応援になったのは、1985年のバース、掛布、岡田のバックスクリーン三連発、21年ぶりのセリーグ制覇、そして日本一へと向かう、あの時期ではなかっただろうか。私が憧れたMr.Tigers・掛布雅之、彼の小柄ながらに力強く振り出されるバットからどれだけホームランが生み出されたであろうか。そして、秀逸なのは彼の3塁の守備。もう、華麗という言葉がぴったりくるプレーであった。

その後、皆さんがご承知のように、長い暗黒時代が続いた。何人監督が交代したかも、今では把握できない。阪神が立ち上がるのは、17年後の星野仙一前監督の就任まで待たねばならない。私はマネジメントに直接タッチする仕事をしていたのでわかるのだが、こんなに長期間停滞した組織がもしこの世に存在するなら、その企業なり、組織は、市場から信頼を得られなくなるであろう。しかし、タイガースはプロ野球という特殊な環境の下、熱烈なファンに守られ、「阪神タイガース」というブランド価値を維持してきた。これは何も、阪神電鉄のトップマネジメントが努力した結果ではない。彼らは、何もせず、阪神人気に胡坐をかいていただけである。そのマネジメント能力のなさが露骨に表れたのが、昨年から今年始めまで継続した、村上ファンドとの遣り取りの中でも明らかとなった。明後日10月1日付で、阪神電鉄グループは阪急グループと合併・統合する。未来の視点から見れば、企業母体の図体が大きくなっただけで、マネジメント能力の向上がなったわけではないので、私は未だ安心感を持って見つめることができないでいる。

星野前監督を語る前に触れておかねばならないのが、やはり野村克也現楽天監督の存在であろう。彼は多くの批判も受けたが、私が認めているのは、彼の人材採用戦略と「野村の考え」に代表される戦略・戦術の重要性を阪神の選手達に植え付けた所であろう。特に、人材採用に関してのユニークポイントは、一芸(足が速いなど)に秀でた、赤星や藤本などの選手を集めたことにある。それまでの阪神は、エリート主義で、ホームランを量産できる選手、ノンプロ界のエースなど、スター選手ばかり追い求めてきた。この野村克也の視点=逆転の発想こそ、今の阪神の礎になっていることは間違いない。

現在の阪神タイガース=常勝を目指すチームへ蘇らせた男こそ、星野仙一現オーナー付きシニア・ディレクターである。彼が監督になってくれていなかったら、今のタイガースはないとまで思わせる、強烈な個性とリーダーシップの持ち主である。ただし、彼のスキルが高い部分は、「言葉」ではないかと私は考えている。彼の実績に裏打ちされた選手を高揚させる「言葉」、選手を褒めたり、叱責したりするときの飴と鞭を使い分けた「言葉」など、星野という人間の本当の凄さはそこにあるのではないだろうか。小泉純一郎前首相のような「ワンフレーズ・ポリティックス」ではなく、星野の言葉には心が篭っていた。だから、選手のみならず、ファンにまでその「言葉」は届いたのである。このような稀有なリーダーだからこそ、現状のタイガースの精神的支柱になる選手、金本(元広島カープ)、下柳(元日本ハム)を獲得できたのではないだろうか。そしてあの、2003年のセリーグ制覇、昨年の岡田監督のもとでの優勝へと導いていった。

このブログのタイトル:「阪神タイガース、その可能性の中心」とは、何も球界の盟主になることではない。我々ファンに対して、ワクワクする様なゲームをシーズン中には見せてくれること、そしてそのための準備(人材採用戦略など)を毎年怠らずに継続していって欲しいということである。
本日からの中日との3連戦は、現在の視点(逆転Vなど)ではなく、長期的な視点=未来の視点で見つめて貰いたい。そうすれば、自ずと「阪神タイガース、その可能性の中心」が見えてくるはずだから。