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Friday, January 16, 2009

頭の上のお洒落

ロラン・バルトは、自著「モードの体系」の中で次のように述べている。
「衣服とは裸体をまさに隠しながら誇示しようとする」と。

では、頭もそれ自体を隠しながら誇示しようとするお洒落ってのもあるんじゃないかと思う。
そこで、私自身の頭を隠しながら誇示してくれる帽子達をここで紹介してみよう。

ブルーグレーのBorsalino

このBorsalinoは、神戸で帽子といえばここと言われる神戸・元町にある神戸堂で購入したモノ。
帽子好きなら一度は憧れる世界で最も有名といっても言い過ぎではない「ボルサリーノ」。1857年にジュセッペ・ボルサリーノ氏によってイタリア、アレッサンドリアの地にフェルト帽の芸術的職人だけを集めた工場を
設立したことから歴史が始まった。今では、約150年と言う年月を経たブランドとして確固とした地位を構築。
ラビットファーで仕上げられたこの逸品こそ頭上のお洒落として、その存在感を誇示するモノであろう。

unrivaledとRESONATEとのコラボレーションによるウールハット


Silver Ringがツバに付加された、デザイン性に富んだハット。ヒョウ柄の耳当てを付けアレンジされた部分のデザインに魅了された。

kangol×fragment design


kangol×fragment design×村上隆


創業70年を迎えた英国の老舗帽子メーカー・kangolと藤原ヒロシ率いるデザイン集団:fragment designのコラボレーションによるハンチング。ホワイト・ハンチングはkangol×fragment design×kaikaikiki(村上隆)のトリプル・コラボレーションによるモノ。これは、伝統、藤原ヒロシ的リアルクロージング思想、そして現代アートの先端を行く村上隆が創造した1つの作品である。

knagol×COMME des GARCONS JUNYA WATANABE MAN

ジュンヤワタナベもkangolと共演。歴史性と斬新性の融合は次世代型ハンチングを創造する。

父親から継承したkangol


このように、私は歴史、伝統、革新などのキーワードを頭上にまとい、今後も歩み続けていく。

Monday, December 29, 2008

2008 Art & Me (vol.2)

昨日は、記憶装置としての美術館やギャラリーで、この2008年に訪れたアート展について述べた。

今日はこの1年、私が身近で体感したアート、私にフィットしたリアル・アートについて書いてみたい。

まず紹介したいのは、私の友人であり、現在Belgiumで創作活動を継続している現代Artist・Daisaku NAGAIの作品である。彼の作品は、ある時は詩的であり、哲学的であり、文学的でもある。私にとっては、まさにリアル・アートである。今年彼が久しぶりに帰国し、その創作物に私にとってのリアル・クローズ・ブティックである「CINQUE CLASSICO」のリニューアル・パーティーで出会った。そのクリエイティブ力は以前にも増して、軽やかさと重厚さが混在していた。

その中で購入したのが、この作品。


今年5月にその友人がベルギーで個展を開催した際、その個展に関してベルギーのフランス語圏有力新聞の「Le Soir」に掲載された。この記事を構成するにあたってインタビューも行われたようだが、そのインタビュアーはかの巨匠:ロイ・リキテンスタインにもインタビューした事のある人だったようだ。そのインタビュアーは、彼の作品を見てリキテンスタインを想起したようである。



Daisaku NAGAIの作品以外で、リアル・アートとして購入したり、貰ったりしたモノを一部紹介してみよう。

まずは、よくステーショナリーとかを入れているCube Poach(OriginalFake×Porter)。これは、私が最近注目しているArtist・KAWSのデザインで、彼のアイコン“×”や、アートワーク“TEETH”によるフリップトップ、ファスナーは実にユニーク。彼のアートワークには2009年も大注目。


お次は、本日も着用していた藤原ヒロシ村上隆のコラボによるアートT-Shirts。今年東京で、藤原ヒロシがキュレーターを務めた「Hi&Lo」展の時に作成されたモノ。アートを着るってのも良いかも。


最後に、奈良美智がクリエイトしたちょっと眠そうな犬のブックシェルフ。いつも、私が新たな本を購入してくるのを自宅で待ちわびている。


まあ、こんな感じで2009年もアートというモノを身近で体感し、どこにでも偏在する存在としていきたい。