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Wednesday, January 21, 2009

歴史は刻まれた

アメリカ合衆国第44代大統領が就任した。
私はCNNのライヴで、オバマ大統領のInauguration and Addressに耳を傾けた。
彼の口から発せられる言葉、フレーズが、その場に集った数百万の聴衆の熱気と相まって、化学反応を起こしているように感じられた。そして、彼の世界へ向けたメッセージは歴史に刻まれたのだ。

では、その化学反応の全容を振り返ってみよう。

President Barack Obama 2009 Inauguration and Address


彼の選挙キャンペーン当時からのキーワードである、“Yes, we can”、“Unity”、“Change”が就任演説の中には散りばめられていた。
しかし、私が注目したのはキーワードではなく、彼が発したフレーズである。

例えば、
“It's the answer spoken by young and old, rich and poor, Democrat and Republican, black, white, Hispanic, Asian, Native American, gay, straight, disabled and not disabled - Americans who sent a message to the world that we have never been a collection of Red States and Blue States: we are, and always will be, the United States of America. ”

“I will ask you join in the work of remaking this nation the only way it's been done in America for two-hundred and twenty-one years - block by block, brick by brick, calloused hand by calloused hand.”

“The true strength of our nation comes not from our the might of our arms or the scale of our wealth, but from the enduring power of our ideals: democracy, liberty, opportunity, and unyielding hope.”

“We will respond with that timeless creed that sums up the spirit of a people.”

などのフレーズが私の中にダイレクトに入ってきた。

彼の力強い演説によって、確実にアメリカはNew Dawnを迎え、歴史は動き、そしてアメリカ自体を一歩前進させた。その一歩は大変困難な一歩かもしれないけれど、いずれにしても前に一歩踏み出さなければ何も変わらない。
お次は、日本が一歩を踏み出す番なのだが。。。。

Saturday, January 03, 2009

読書初め2009

まずは、この写真を見て貰いたい。

Hard Working Man

これは、TimeのPictures of the Year 2008に掲載された、時の人・オバマ氏がスピーチを考えている姿。
このように、写真はその時々、一瞬一瞬の歴史的事象や人などを切り取る。

新年も3日が経ち、ちょっと活字が懐かしくなり、杉本博司が著した「現な像」をじっくり読んでみた。


写真家でもあり、国際的美術家でもある杉本氏が著した書物には、彼自身の時間や歴史の捉え方が鮮明に表現されている。杉本は語る「私は長い間写真に関わりながらも、未だに真の何たるかを知ることを得ない」と。

人類社会にとって、「世界の見え方」が180年ほど前に大きく転換した。それは、写真が発明されたからで、刻一刻と変化していく世界の表情=留まることを知らない捕らえ所のない世界が、ファインダー越しに収まることによって、時間が止まり、時間の断片と化す。
以前読んだスーザン・ソンタグの著書の中で、写真を収集することは世界を収集することに繋がるという趣旨のことを述べていた。デジタル技術の発展と、その技術の恩恵に授かる総アマチュア化。今回の杉本の著作には、世界がどんどん矮小化され、画像として蓄積され、アーカイブ化されていく異様な光景に対しての警鐘も含まれている感じがする。

「現な像」としての写真、その写真が示す世界の見え方が今後一層重要度を増す中、このテクストは読んでおくべき。

Tuesday, December 23, 2008

Jan. 20, 2009への高揚感

2009年1月20日、アメリカ史上初めてのブラック・アメリカンの大統領就任演説が行われる。
Mr. Barack Obamaへのアメリカのみならず世界の期待感は、様々な方面から聞こえてくる。


その期待感を象徴するように、TIME Magazineの選ぶPerson of the Year 2008は、バラク・オバマ氏だった。
それに呼応するように、TIMEのサイトでは、オバマ氏の肖像画を様々な形で表現したアートワークが掲載されている。

印象に残った作品を以下で見ていこう。

● 1,216個のカップケーキで創造したモノ


● オバマ氏自身の記事が掲載された新聞や雑誌で作った肖像画


● レゴ・ブロックで創作されたオバマ次期大統領の笑顔


● Kedsの表面にもオバマ・アート。私はこのようなデザインが好き。


● 針金によって創造されたMr. Obama。ここまで来るとアート作品として、自宅のインテリアにしてみたい。


● アメリカ各州の州旗で作られたバラク・オバマ氏。“Yes, we can!!”が今にも聞こえてきそう。

Wednesday, November 05, 2008

Histrical Change: USA to World

我々はアメリカでの歴史的瞬間=黒人初の大統領誕生を目の当たりにしようとしている。


ハワイ・ホノルルで生まれ育った、アフリカ系アメリカ人であるBarack Hussein Obama, Jrがアメリカ最高権力の座に上ろうとしている。それはアフリカ系アメリカ人のルーツと歴史を考えれば、まさに画期的である事象であろう。そして、アメリカに住むマイノリティにとっても大変モチベーションの上がることかもしれない。アメリカの各メディアが伝える開票速報も、いつもの大統領選より活気を呈している観は否めない。
それほど、マイノリティ出身の大統領が誕生する事実は、アメリカで学び、暮らした私がここ日本にいても、多民族国家であるアメリカにとっての衝撃度が体感できる。

キング牧師の余りにも有名な45年前の演説"I Have a Dream”が進化する瞬間が到来しようとしている。

現在CNNが伝える開票速報では、オバマ氏が207選挙人を獲得し、過半数まで後63に迫っている。


“Economy Most Important Issue”当然やろね。