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Sunday, November 01, 2009

November's Thought

It is already November.
In the speed more than my thought, I advance at time.
Under this situation, to dam up that time passes a little, I take the following phrases in my heart and want to spend this November creatively.

First phrase is "Design should be about creativity. Design means creating the future not the present." by Tokujin Yoshioka

Second one is "Ideas that used to formerly treated with negativity gradually reveal their positive aspect, and what was thought to be passive and restrained, such as listening and adjusting, are uniquely described as being rather exactly the more creative and productive behaviors." by Kumiko Inui

Third one is "Design thinking relies on our ability to be intuitive, to recognize patterns, to construct ideas that have emotional meaning as well as functionality, to express ourselves in media other than words or symbols." by Tim Brown

Finally, I want to savor the following phrase: "The natural evolution from design doing to design thinking reflects the growing recognition on the part of today's business leaders that design has become too important to be left to designers." by Tim Brown

Monday, March 16, 2009

Creative Thinking Video

今日のblogはちょこっと手抜きで、私が最近気になったヴィデオをご紹介!!
以下のヴィデオは、私のクリエイティブ魂を揺さぶる。
モバイルで見ていただいてる方には、申し訳ないです。機会があったら、PCで見てください。

まずは、私がいつも注視する組織、IDEOのGeneral Managerであるトム・ケリーの講演ヴィデオ。
ここには、デザイン・コンサルティング・ファームの1つのエッセンスが詰まっている。

Innovation Made Personal


Tom Kelley, the highly acclaimed general manager of IDEO and author of best-selling books on creativity, targets his thoughts on corporate creativity to the inexperienced student - and how the young innovator can learn to foster the nature of creativity for life. He urges entrepreneurial thinkers to resist the forces that chip away at creative energy, and encourages an effort toward innovation to remain young at heart.

次に、1999年に米国ABCテレビ「ナイトライン」で放映された、同じIDEOのイノベーション・プロセスを一般消費者に見せた、「ディープ・ダイブ - イノベーションを生むためのある会社の秘密兵器」という番組である。当時、この番組はアメリカ社会でも凄い反響を見せ、アメリカの友人がわざわざヴィデオを送ってくれたぐらい。
この番組の見所は、古くから形を変えないショッピング・カートをたった5日間で完全にRe-Designしてしまう部分。ここには、IDEOのクリエイティブに対するエッセンスが散りばめられていて、大変興味深い。
では、ご覧いただこう。

IDEO The Deep Dive - ABC NightLine(Part 1)


IDEO The Deep Dive - ABC NightLine(Part 2)


IDEO The Deep Dive - ABC NightLine(Part 3)


最後に、Undercover(アンダーカバー)デザイナー・高橋盾が、09-10A/Wメンズ・コレクションについて語っているモノ。毎回、世界中のファッション・ピープルを驚かせるコレクションを展開する高橋盾。彼の今回のコレクションでのテーマは、“EARMUFF MANIAC” evolving comfortでニットとハイテクを軸にしたデザイン。そのテーマ観について語る高橋盾の言葉にも、クリエイティブの真髄が垣間見える。

Jun Takashi aka Undercover on his first men's show and exhibition at Pitti

Tuesday, March 03, 2009

Design Thinking視点の創造プロセス

今のビジネスの世界では、サービスやモノを創造し、それらの差別化と競争優位を生み出す源泉はイノベーションであることはここ数年語られてきた。
かのトーマス・エジソンは、白熱電球を発明し、このイノベーションを、芸術、技術、科学、事業手腕、更に顧客と市場に関する慧眼を融合させ、1つの産業へと収斂させていった。

このように、イノベーションを現在の世界不況化でも粛々と進展させている組織体がある。
IDEO、Apple、Pixerなどがその組織体の例として挙げられるだろう。
IDEOに関しては、このblogでもよく取り上げていて、そのデザイン思考を基点に置いた多様なイノベーション・プロジェクトには注目してきた。IDEOの独特なデザインソリューション手法:より良い顧客経験をデザインするための5つのステップ(Observation、Brainstorming、Rapid Prototyping、Refining、Implementation)についても以前考察しているので、今回は昨年12月号のHarvard Business Reviewの中で紹介されたIDEO社デザイン思考プロセス・マップを掲載することに止めておこう。

デザイン思考プロセス

今回は実際にデザイン思考を駆使して、商品やサービスを創造しているApple社の物づくりプロセスに関して述べてみたい。ちなみに、Apple社とPixer社の共同創業者がSteve Jobsであることから、そのプロセスには同じ思想が根底にあることを付け加えておきたい。



Business Week誌に“Apple's design process”という記事が掲載され、私はそこにiPhone、iPodなどのクリエイティブ力を持った戦略的商品を次々創造してきたApple社のイノベーションのコア部分を垣間見た。
その記事内容に関して、以下で簡単に纏めてみたい。

★ アップル・デザイン・プロセス

● Pixel Perfect Mockups(=精密なモックアップ作り)
時間を充分にかけて、曖昧さのない、正確な外見を実物そっくりに似せた模型を作る。後の過程で細かな修正をすることは膨大な無駄を生み出す。これは、IDEO社の“Rapid Prototyping”に相当すると思う。

● 10 to 3 to 1(=10から3に、3から1に)
10種類の全く異なる特徴を持つモックアップを作る。この際、10のうち7は残りの3つを際立たせるためのものである、というのは間違った考え方で、あくまで10種類のアイデアに基づいた精密で、文句の付けようのない模型を創造する。そしてこれを3つに絞る。さらに数ヶ月をかけて磨き上げた模型を作り、この中から1つを選択する。

● Paired Design Meetings(=2つのデザイン・ミーティング)
こうした模型創造作業の期間中、毎週2つのミーティングを継続する。1つはブレインストーミング。こちらではどこまでもとんでもない発言が許され、むしろ、どこまで滅茶苦茶で自由なアイデアが出せるかが重要となってくる。日本では、なかなかこの部分が成熟していなくて、単なる打合せに終始してします。もう1つはこうしたアイデアをリアルに落とし込むことできるか、デザイナーとエンジニアが一緒になって考えるミーティング。この2つのミーティングを繰り返すことで、強く間違いのない製品やサービスに結実していく。

● Pony Meeting(=ポニー・ミーティング)
方向性を出すためにはポニー・ミーティングというものが設定される。そこでは新しい機能やデザイン要素について、こういう風になっていて欲しい、とみんなで自分の欲しいものをDiscussする。印刷した結果の様子が見えるようにしたい、というような具体的な話のことだが、ここでは“I want a pony! Who doesn't? A pony is gorgeous!”(=ポニーが欲しい。ポニーがいたらゴージャスじゃないか)というくらい唐突なものでも無視せずに受け入れるようにするのだ。

このように見てくると、日本企業の中ではなかなか実行されていないプロセスが多く見つけ出せる。
やはり、デザイン、発想などのクリエイティブを必要とする物作りの中では、とことん突き詰めていくという姿勢、多様なアイデアの発生などを行える環境を形成していくという努力が必要なんじゃないかと、考えさせられる。
日本は物作りでは世界に冠たるパワーを、今でも顕在的・潜在的に持っていると、私は信じている。なのにそれが具体的な価値として、なかなか世界市場に現れてこないのは、今回のテーマであるデザイン思考を重視する環境作りが欠如しているからかもしれない。

Thursday, December 18, 2008

No-Title

本日は、定期的に開催しているCTM(Creative Thinking Meetingの略;我々が勝手に名付けた)を実施した。これは、2年前ぐらいから情報交換を主体とした、ブランド戦略コンサル時代の同僚、某アパレル関連の方、某投資ファンド関連の方、そして私を含めた4人の集まりである。

今回は折からの世界同時不況真っ直中ではあるが、余りマイナス・イメージの議論はせず、今後5年間の中長期的ビジョン、来年に向けての短期的ビジョンについてポジティブな視点で意見交換をする感じで会は始まった。

その中で議論されたのが、

1) ブランディングの視点で捉えた、企業(ブランド)Logoの現在・未来
2) Independent Contractorという働き方の未来(フリーエージェント社会の本格到来)
3) 来年のマーケティング、消費トレンドのキーワード
4) PixarIDEOの優位性:デザイン・シンキングと創造力のプラットフォームの持つ優位性

この4つのポイント。

なかなか、エキサイティングな議論だったが、今日は話し疲れてしまったので、その内容などに関しては明日以降のblogで。

そうそう、会の出席者の1人がYouTubeで懐かしいCMを見つけたというので、早速自宅へ戻って再生。
オォッ、Andy Warholが日本語を話している。

Andy Warhol Japanese TDK Ad

Tuesday, September 02, 2008

Creative + Logic = IDEOの新たなWeb戦略

私が世界の超一流といわれる企業の中でも常日頃からウオッチしている企業がある。
それが、IDEOである。IDEOに関しては、このblogでも紹介しているので、今回は深掘りせずにおく。
ではなぜ今回、IDEOについてまた書こうとしているのか。それは、この世界にも類を見ないDesign Consulting Firmが自社サイトで、新たな表現の地平を我々に見せてくれたからである。


Webというモノに余りなれていない人が、このIDEOのサイトを見ると、「うん?」これはどういう風に扱うのかなと思われる人もいるかもしれない。しかし、どこでもいいからクリックしてみて欲しい。そこから先は実に明確に、分かり易く進めていくことができると思う。このサイトが指し示す方向は、1つの企業や組織がこれだけ多くの実績を積み重ねていますよ、ということを表現し、コミュニケートして行くには面白い発想かもしれない。私はWebの作り手ではないので一概には言えないが、こういうサイトを創造するには手間暇がかかりそうという印象だ。
ちなみに、このIDEOに以前在籍していた著名なプロダクト・デザイナー、深澤直人氏の作品もこのサイトでは紹介されていることを明記しておこう。

Monday, October 08, 2007

"Visionary"2007前半:Creative考

"Visionary"シリーズ第3弾は、ここ数年私の仕事とも密接に関係している"Creative"について考えてみたい。

私は今まで、マネジメントという事柄に多く関わってきた。経営というフィールドでは戦略や戦術をいかにLogicalに説得していくかという、左脳的世界に安住していたように思う。これでは、現在の不確実なビジネス環境において限界がある。そこで今年前半私は、精力的に右脳的世界の住人であるファッション・デザイナー、建築家、プロダクト・デザイナーなどとの対話を繰り返してきた。その対話の中で繰り返し出てきたキーワードが、"Creative"であった。クリエイティブという言葉は、直訳すると「創造的な」と言うことになるのだが、その言葉の奥底には「何が良いモノかを洞察する審美眼的な」というInsight的な意味合いも含まれているように思う。マネジメントとは、ヒト、カネ、モノなどの目利き力を持った形で捉えられるべきである。この私の思考角度にブレがないと感じたのは、今年になってビジネス専門誌などがデザイン思考力などに関する特集を組んだことにも現れているように感じる。

もう1つ"Creative"と関連付けられる事象として挙げられるのが、活気ある都市創造や人材育成のキーワードとして今年になって日本でも注目されるようになってきた"Creative Class"がある。聞き慣れない方もおられるかもしれないが、米国で今から5年前の2002年、都市経済学者のDr. Richard Floridaが"The Rise of the Creative Class"という書を著し、このフレーズが一気に世界的注目を浴びることになる。
簡単に言ってしまうと、Creative Classとは、アイデア、技術、コンテンツの創造で経済成長エンジンを担う人々を指す。そのコアは、科学者、エンジニア、建築家、デザイナー、教育者、アーティスト、ミュージシャン、エンタティナーなどが含まれる。ビジネス、金融、法律、医療、といった自律的に複雑な問題解決を扱うKnowledge Workerも含む。このKnowledge Workerの概念は、2年前に亡くなった現代経営学の発明者:Dr. Peter Druckerが唱えたもので、Dr. Floridaはこの概念も取り込んでいる。今後の世界市場における競争力は、これら"Creative Class"が好んで住むエリアおよび都市から生まれてくるのかも知れない。


では、この"Creative"にいち早く着目し、"Creative"を自分達の中で昇華し、実行している組織があるのかと考えたとき、直ぐに頭に浮かんだのが"IDEO"であった。私はアメリカ留学時期より、この企業の進化をキャッチ・アップしてきた。日本の土壌にはなかなか生まれないであろう、デザイン・コンサルティング・ファーム:IDEOは、あの深澤直人氏が籍を置いていたことでも知られている。この一種特殊なファームは、独特なデザインソリューション手法:より良い顧客経験をデザインするための5つのステップ(Observation、Brainstorming、Rapid Prototyping、Refining、Implementation)を駆使して、"Creative Economy"の先端を走り続けている。このような他者をワクワクさせる企業が、もっと日本にも誕生してもらいたい。
























私は今後も、"Creative"な組織、人、モノをこのブログを通じて紹介したいし、私自身も今以上にデザイン思考力を磨き、真の"Creative Class"の仲間入りができるように精進していきたいと思う、今日この頃である。