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Thursday, February 05, 2009

音と読書と香りと。。。

今日はちょっと疲れを癒すため、フレグランス・キャンドルの香りを楽しみながら、メロゥな音楽を聴きつつ、読書をしている。


このキャンドルは、パークハイアット・パリのアメニティーデザインを担当するなどの経歴を持つフリーランスのフレグランスデザイナーであるブレイズマーティンとVISVIMがコンフォートをテーマに共同開発したモノである。
「SUBSECTION FRAGRANCE / No.5 New Born」と名付けられたこのキャンドルでは、新生児の香りをパフュームで表現。トップノートにはピーチ、ミドルノートにキャラメルとローズ、ベースノートにミルクとサンダルウッドを使用し調合されている。この香りは、明日への息吹を私に与えてくれる。


自由なクリエイションを標榜するAUDIO ARTS SUPPLEMENTの「SOUNDLOGY 1」。
このアルバムでは、ブレイクビーツ、音響効果音などを用い、その音の構成要素の偶発的な結び付き=音のセレンディピティが生み出すメロゥなサウンドの世界観が見事に表現されている。
こういう音の中で、私の思考は解放される。


この書は、一度以前に読了したものである。
松浦寿輝が著した「方法叙説」というこの書は、批評・詩・小説の分野で活躍する著者自身の創造=Creativityの本質、その言葉の生まれ出るパトスなど、美の発見の瞬間を捉えたモノである。
著者が機中から見下ろした光点と光線とが交錯して創造される、パリというイルミネーションの項に書かれたテクストは秀逸である。
このように美しいエクリチュールは、私の思考を活性化させる。

Thursday, January 08, 2009

バッハ・ブラームス・グールド・坂本龍一

今年初めてのCD購入。
その作品とは、「Glen Gould ~Ryuichi Sakamoto Selection~」。
坂本龍一が自身のセレクトによる、天才・グールドの珠玉の演奏を集めている。


私が初めてグールドのピアノに出会ったのは、高校生の頃。その時の衝撃は言葉ではなかなか表現できない。
彼が奏でる、ワグナーのマイスタージンガーをオーケストラではなくピアノのみで聞かせる演奏家がこの世に存在することに驚かされたのだ。

今回のアルバムを創造するにあたって坂本はこう述べる。「グールドが弾くバッハは、僕にとって、まるで作曲家自身が弾いているかのように、正確だ。また同時に、僕は彼の弾くブラームスをこよなく愛している。いったいどうやって、彼は若くしてあのような深い瞑想性と沈静なるメランコリーを獲得してしまったのだろうか」と。

坂本龍一は聴くが、グールドは聴かない。そういう方は、一度グールドが奏でる音に耳を傾けてみて欲しい。その静かではあるが、力強いグールドがピアノから創造する音は、バッハやブラームスを敬遠していた人をも虜にしてしまうだろう。

Friday, December 26, 2008

Music Sounds Better with Me

クリスマスも過ぎ去り、いよいよ今年もあと残り僅かとなってきた。
そこで、このblogもカウントダウン2008という感じで、今年私の関心を引いてきた多彩なジャンルに関して、振り返っていきたい。

まずは第1弾、今年の私と音楽について。
今年も多様な音に触れてきたが、その中でも聴く回数が多かった5作品を紹介してみたい。

まずは、私がiPodで聴くスタンダードになりつつある、藤原ヒロシのクラッシックカバー「Classic Dub Classics」。この作品は、その静謐な音が私を囲むスペースに溶け込んでいく。


次は、私がここ数年注目しているINO hidefumiの作品「Living Message」。彼の創り出すサウンドには、私の感性を刺激する、ジョン・ケージを彷彿とさせる現代音楽のエッセンス、優美なスコアによるミニマルな構築美などが盛り込まれている。 彼の感性と、多様な音楽の要素がバランス良く同居するサウンドは、まさに普遍的な色彩を放つ。


3つ目の作品は、Port of Notes結成10周年を記念して出されたベスト盤「Blue Arpeggio」。この作品は、ヴォーカルの畠山美由紀とアコースティック・ギターの小島大介という2つの感性のせめぎ合いから創造されるサウンドで溢れている。音というモノには、楽しさだけではなく、美しさがあることを教えてくれる。


次に控えしは、ちょっと今までとは色合いの違う(非売品という意味でも)コンピレーション・アルバム。昨年ブランド立ち上げ5周年を迎えた「百花堂」が、昨年12月に5周年パーティーを開催したとき配られたJohn Oswald、Paul Murphy、RSL、など百花堂・クリエイターの視線でチョイスされた音源を集約したモノ。そのコンピレーション・アルバムには、百花堂のブランド・プロミス(実際店内で流されている曲も含まれる)が体現された、時代の感性を見事に捉えた仕上がりとなっている。私も百花堂とは、ビジネス的関係性も構築させてもらっているので、今後もこのブランドに注目。


最後は、私の永遠のヒーロー・Glenn Gouldの「images」。この作品は、Gouldが傾倒したBachをプレイしたモノと、Not Bachという2枚組から構成されている。私が気持を高めるときに必ず聴くのは、GouldのNot Bachに入っている「DIE MEISTERSINGER」。Gouldのピアノから創造されるこのワグナーのオペラの名曲は、私が今まで聴いてきたどの音をも凌駕する。それほど、Gouldのポリフォニー音楽は素晴らしい。

以上が、今年の私と音との関わり合いである。
だが、今年私が最も残念だったのは、ライブへあまり足を運べなかったことである。
音楽は、やはりアルバムを聴くだけ、音楽を語るだけでは駄目。
2009年は、音に直に触れ合える場に存在したい。

Friday, November 07, 2008

MTV:新たな地平

80sは私にとって、Music Videoを一番どっぷり見ていた時代である。
それを牽引していたのがMTV!!


そのMTVが、以前は著作権などの関係でアメリカ国内でしか視聴できなかった数多くのMusic Videoを全世界で視聴可能にした。YouTubeなどと同様に、個人のWebやblogに動画を貼付けることもOK。
そのサービスとは、MTV MUSIC - I Want My MTV

私が当時、一番気に入っていたのは、これかな。映像的センスといい、音楽的インパクトといい、Marvelous!!

Monday, September 22, 2008

CINQUE CLASSICO:Art、Sound、&Fashionの饗宴(1)

ちょうど1週間前、神戸のダウンタウンで1つの宴が催された。
私にこのblogを書くキッカケを与えてくれた藤原オーナーが、神戸に創造したクラシコイタリア系ブティック「CINQUE CLASSICO」のリニューアルを祝う宴である。


この夜は、ファッション・ビジネスもその一角を占めるグローバル市場にとって、大変衝撃的な事件:リーマン・ショック(リーマン・ブラザーズ破綻による世界経済の動揺)という事象が、神戸という日本の1都市で開催されたRenewal Partyという華やかな舞台裏で起こっていたことも明記しておきたい。

このPartyに参加して考えたことがある。それは、ファッションの行方についてである。現在、グローバル経済の中でアパレル産業はLV Groupのようにどんどんコングロマリット化していき、デザイン、素材などのクリエイティブ要素が画一化していくのではないかという感覚に襲われることがある。そのような状況の中で、ファッションについて、語るべきことは残されているのか?ファッションなどが創造するトレンドは、今なお人々の深層心理を表象しているのか?また、我々がファッションに求める「装い」は、独自のアイデンティティを表現しうるのか?或いは、ファッションが理想の自分に近づくための手段として、今後も機能しうるのか?このような疑問符が頭を巡っていた。
CINQUE CLASSICOが提案するファッション形態は、これら私の疑問に対して、トレンド=High Brandが全てではなく、特にメンズ・ファッションに於いては、クラシコイタリアという伝統と革新の融合物の中に、新しい時代の扉を開くクリエイティブな発想があることを示してくれている。
今回のRenewal Partyを通して、CINQUE CLASSICOがそのことを我々に対して、高らかに宣言しているかのように感じた。

以下で、当日の模様を写真で振り返ってみよう。
写真は、Partyを待ちわびる空間から、PartyにおいてJammingしたJazz演奏という、静から動へのプロセス順に並べてみた。





















ここまで、当日の風景を写真で振り返ってみました。
Party当日、私がどんなコーディネートで臨んだかを、少しだけ触れておきます。

今回のコーディネートは、今季のトレンド・カラー「紫」を主体に組み立ててみた。
敢えて、クラシコイタリア・スタイルではなく、アンティークとも言える15年前に購入したGIANNI VERSACEのグレンチェック(実はその中に淡いパープルカラーが含まれている)Double-breastedジャケットに、これまた15年前に購入したパープルが主体のドレスシャツを着用。胸元には、CINQUE CLASSICOで購入した、Franco Jacassiのラベルピン(パープル・ストーン)を付け、チーフも淡い紫色をチョイス。更にパンツは、Levi's Fenomのブラックサテン、シューズはVISVIMのFBT。まさに、クラシコイタリアを脱構築したスタイルで臨んだわけである。

次回blogでは、今回触れていないArtとFashionの融合部分について書いてみたい。
ヒントは、この写真。

Wednesday, April 30, 2008

4月の断片(その1): Music

4月も今日で終わり。なんという時間軸の短さか。
このblogも翻ってみると、今月は一度も更新していない。
仕事とプライベートの忙しさにかまけ、またも更新を怠ってしまった。
このblogを淡い期待感で覗いてくれている方には、申し訳ないことをしてしまいました。

こんな感じですので、今日から数回に渡って、4月に私がビジネスやプライベートの各シーンで感じ取った物事の断片を紹介してみたい。

まずは、IDF(INO hidefumi(フェンダー・ローズ)、小島大介a.k.a.DSK(Gu./PORT OF NOTES)、藤原ヒロシ(Vo./Gu.)によるアコースティック・セッション・バンドの奏でる、懐かしいMellow Soundからどうぞ。


私は最近、洋の東西を問わず、Mellowなサウンドを奏でるアーティストの音楽を好んで聴いている。自分の頭で思索しているとき、一番フィットするのがユル~~イ&まろやかな感じのサウンドが心地よい。

お気に入りのアルバム群は、













こんな感じ。

続きはまた明日!!