Wednesday, December 03, 2008

言葉とアート:百花繚乱展

久々に、新鮮な気持ちで現代アートと相対した。
現在兵庫県立美術館で開催されている、「百花繚乱展 2008」という127人の現代アートや陶芸家達の集合展へ足を運んでみた。



私が今まで足を運んだ展覧会とは一味違う、新進気鋭のArtist達の競演を目の当たりにし、各作品の荒削りではあるが必死の表現手段が、私の心に突き刺さってきた。実際、自宅において鑑賞してみたい作品が何点かあった。これから世界へ進出していくんだという情熱が、伝わってきた作品が多かったことに心強くもあった。


その中でも、各作品に付けられた名称の面白さに興味を持った。様相、文明の終焉、夢の遺伝子、重力都市など。一見したら、その作品との繋がりがないようであっても、その作品を創造した者が付けた名称には何らかの意志が働いたのであろうと想像しながら鑑賞するのも、また一興である。Creativeな事象と、Text Design(デザインを書く)の相関関係を考えていたので、少しは参考になったかな。

今回展示物を鑑賞して、頭に浮かんだフレーズで締めてみよう。

「われわれは決して説明を通じて芸術を経験しない。
解釈と分析はよくて知的な準備として役立つにすぎない。
けれども、それらが芸術作品と直接に触れ合うならば、
われわれを鼓舞するであろう。」

バウハウスの基礎造形教育により抽象芸術を発展させた、Moholy-Nagy, Lの言葉。

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